「生まれた年のクラブ」を打ってみよう! 上田桃子(1986年)

以前、藤田光里プロ、柏原明日架プロが登場して好評だった、この企画。最後となる3人目は上田桃子プロです。
先週6月15日に誕生日を迎えた上田プロは1986年生まれ。すでに藤田プロ、柏原プロが試した、「ボビー・ジョーンズ LONG WOOD」に加えて、同じく1986年製の「S2H2 アイアンWomen’s」も試してもらいました。じつは上田プロ、キャロウェイ伝統のS2H2デザインのクラブが大好きなんだそうです。

「生まれた年のクラブ」を打ってみよう! 上田桃子プロ

まずは上田プロに、1本目の「ボビー・ジョーンズ LONG WOOD」を見てもらうと、「あらー、同い年ですか? これ、ドライバーですか?」という第一声とともに、「私、パーシモンのクラブを打ったことがないんです」というお答えが。藤田プロ、柏原プロもそうでしたが、やっぱりみなさん、パーシモンのクラブは経験されていないものなんですね。世代的に考えると、当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが。

「生まれた年のクラブ」を打ってみよう! 上田桃子プロ

実際に握った感じはいかがでしょうか。「まず、グリップが滑りますね(笑)」。そこは、古いクラブですから、仕方ありません。では、構えてみた感じはどうでしょう?「うわー、シャフトがしならない感じがしますね。それに、ヘッドが小さいから、すごく集中する感じです。ボールが曲がらなそうな気もします。でも、パーシモンのほうがボールを曲げやすいって言いますよね? 昔の人は、ボールを曲げてゴルフをしていたと」。

「生まれた年のクラブ」を打ってみよう! 上田桃子プロ

実際に打ってみると、やはりフィーリングの違いが明らかなようです。「打感や音がいいですね。ちょっと鈍い感じの打感と音。このフィーリングで、現代のようにボールが飛んでくれたら、とてもいいですよね。顔もすごくいいです。でも、私には重いから、充分に振れないですね。重いから、ボールが曲がらなそうに感じるのだと思います。それと、やっぱりスイートスポットの広さに、いまのクラブの進化を感じますね」。

「生まれた年のクラブ」を打ってみよう! 上田桃子プロ

次に、古いクラブのなかから自由に1本を選んでもらいました。手にしたのは、1994年のグレート ・ ビッグバーサ ドライバー。「これ、大好きでした。昔、打ったことがあります」。あらためて打つと、メタルとはいえ、現代と大きな違いがあるようです。「反発している感じがない。でも、素直に飛んでいる気もします。いまのドライバーは、バチーンと飛んでいきますが、こちらは振った感じと飛んでいく感じが一緒な印象です」。

「生まれた年のクラブ」を打ってみよう! 上田桃子プロ

上田プロは、グレート ・ ビッグバーサでも採用されているS2H2デザインに良い印象を持っているとのこと。「このネックのない感じが大好きだったんです。私がキャロウェイのクラブを使うようになったのは、このスルーボアに惹かれていたからという部分もあるんです。パターで言うところの、センターシャフトみたいな感じじゃないですか? 実際にどうかはわからないですが、振り遅れることがなさそうな感覚があるんです」。

「生まれた年のクラブ」を打ってみよう! 上田桃子プロ

さて、いま一度、本題の「生まれた年のクラブ」に戻って、1986年の「S2H2 アイアンWomen’s」を試してもらうことに。このアイアンを最初に見た瞬間の、上田プロの感想は、「これ、すごくないですか? ヤバい! なんだか、包丁みたいな感じ!」。でも、これは、いい意味での例えだったようです。「けっこう嫌いじゃないですよ。それと、このグース感。いいんじゃないですか。とても球が拾いやすく、ダフらなそうに見えます」。

「生まれた年のクラブ」を打ってみよう! 上田桃子プロ

ただし、打つ前と、実際に打ったときの評価は、必ずしも一致するとは限りません。古いクラブだからなおさらです。「うわー、ボールがつかまらない。レディース向けですけど、なんか重いですね。ヘッドが重くて、シャフトが柔らかいから、タイミングが合わない。打感もいまのもののほうが好きですし、アイアンはどう考えても現代のものがいいですね。ウッドは、打感など、昔のクラブのほうが好きな感じだったんですが」。

「生まれた年のクラブ」を打ってみよう! 上田桃子プロ

ただ、やはりこのアイアンのルックスは、上田プロの心にかなり響いた様子です。「見た目は、とてもいいですよね。構えたときの感じより、打ったときのほうが難しい感じです。薄いアイアンなのに、難しそうに感じない。フェースの高さは低いんですが、だからといってヘッドの長さが長くは見えないですし、ボールがつかまりそうで、上がりやすそうでもあるんです。これからのアイアンも、こうしましょうよ!」。

「生まれた年のクラブ」を打ってみよう! 上田桃子プロ

今回の企画からは、上田プロも感銘を受けたようです。「興味深かったですね。昔の選手のスイングは体を目いっぱい使っていて、美というか、躍動感を感じるのですが、こういう、なかなかしならなかったりするクラブだから、そういうスイングをつくったんだなというのを感じました。それと、昔のクラブにも良いところをたくさん感じましたね。時代は回ると言うじゃないですか。現代にも取り入れてほしいと思いましたね」。

上田桃子
出身地:熊本県熊本市
生年月日:1986年6月15日
出身校:東海大学付属第二高等学校(熊本県)

<「生まれた年のクラブ」を打ってみよう!>
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